-これが書だ- 石川九楊展

当展覧会は、制作作品1000点、著作刊行100点への到達を記念し、石川九楊の書の宇宙を広く紹介すべく開催するものです。これまで、東京、京都等で展覧会は多く企画されてきたところですが、今回の展覧会はこれまでの規模をはるかに凌駕するものであり、その恐るべき石川九楊の表現世界の全貌を紹介するものです。石川九楊の書の斬新なスタイルは、近年のデザイン文字に大きな影響を与えるなど広く注目を集めた。石川九楊の作品の以下のような展開をみせてきました。これらを一同に展示したことはなく、本展覧会では、これらの各期の代表作を展覧し、その全貌を社会、世界に発信します。

 

1.初期戦後詩(1970〈25才〉~1980〈35才〉)『エロイ・エロイ・ラマ・サバクタニ』他

2.日本古典文学(1981〈36才〉~1994〈44才〉)『欺異抄18』他

3.源氏物語五十五帖 (2008〈63才〉)

4.第二次戦後詩(1995〈50才〉~2000〈55才〉)『罪と罰』「吉増剛造」他

5.現在批評(2002〈57才〉~2017〈72才〉)『9・11』『3・11』他

6.盃千字文・文房具(陶磁器)

7.小品(ギャラリーにて小品展を開催)

◆日時  平成29年7月5日(水)~7月30日(日) 10:00~17:00

◆会場  上野の森美術館 本館全館、別館ギャラリー

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