現代の日本で、私たちが最も親しみ、日常的に使用する「ひらがな」。この新しい文字が生まれたのは、今から千百年前、公的な文書に現れるのは『古今和歌集』が最初です。ひらがなの誕生は、未曽有の大事件。日本語とその表現の一大飛躍をもたらし、その後の日本文化のかたちを決定づけました。
『古今集』の和歌の表現技巧は、ひらがななくしては生まれないもので、万葉仮名で書かれた『万葉集』とは次元を違えています。色紙に現れた「散らし書き」や「分かち書き」の美意識は、書と文学の分野を超えて、様々な美術作品にまで大きな広がりをみせています。今回は、「寸松庵色紙」など実際のかなの書を味わうことを通して、現代の日本人の思考や感性にも大きな影響を与える「ひらがな」という文字が切り開いた世界と美意識を、あますところなく解説します。
■講師:石川九楊先生
■日時・期間:
土曜 15:00-16:30 1/23 1回
日程 1/23
■会場:
朝日カルチャーセンター横浜教室
〒220-0011 横浜市西区高島2-16-1ルミネ横浜8階 TEL 045-453-1122
■受講料(税込み):
会員 3,024円 一般 3,672円
■ご案内:
講師作成の資料を当日教室にて配布します。
■お申込み:
朝日カルチャーセンターホームページにて
https://www.asahiculture.jp/yokohama/course/b573759d-93f1-a01f-ce4c-561f18d2f39b