新刊「日本語とはどういう言語か」のご案内

 

「日本語とはどういう言語か」(講談社学術文庫)

「はるかぜ」というと温かい、「シュンプウ」というと春の風には違いないけれども何かちょっと厳しい感じがするというようなニュアンスの違いを、われわれはごく日常的に感じて生きている。距離感が違い、温度感の違う言葉を使い分ける。日本人は非常に繊細で、表現がニュアンスに富んでいるというが、それは日本人が繊細であるというより、日本語の構造が繊細であるということにすぎない。
日本語は、漢字と平仮名と片仮名の三つの文字からなり、平安中期以降は漢語・漢詩・漢文と和語・和歌・和文つまり漢語と和語との二重複線の歴史をたどった。
アルファベット文化圏の「言語学」では捨象されざるをえなかった、、
東アジア漢字文化圏の書字言語の諸現象。
なかでも構造的にもっとも文字依存度が高い言語といえる日本語の特質を
鋭くダイナミックにとらえた、石川日本語論の決定版。

定価:本体1,080円(税別)
文庫:336ページ
出版社:講談社 (2015/1/10)
言語: 日本語
発売日: 2015/1/10

講座:石川九楊講演会「名僧の書を味わう」

書を鑑賞してみましょう。文字の一点一画、その書きぶりをなぞることで、書き手が言葉を書きつけている時の逡巡、躊躇、決意、決断、中断、中絶、未練、残心、断念、浄化といった心の動きまでがのぞけます。
空海、親鸞、道元、日蓮、良寛…。今回は、日本の書を考える上で欠かせない「僧の書」を取り上げます。近代になり、西洋の文化が入ってくるまで、僧は単なる宗教家ではなく、日本の学術、文化、更には政治の一角を担う一級の知識人でした。彼らの書は、時に自身の思想を表し、時にその時代の文化を表しています。いくつかの書を具体的に取り上げながら、僧の書の面白さを味わってみましょう。
朝日新聞社後援。

■講師名 石川九楊先生

■日時 2014年9月17日(水)13:00-14:30

■受講料
9月(1回) 会員 3,240円 一般 3,780円

■お申し込み先
朝日カルチャーセンター 名古屋教室

http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=252518&userflg=0

石川九楊展「遠望の地平」

 

なんともあわただしい時代になりましたが、石川九楊は、ひきつづき、時代状況に触発されて書き下ろした自作文の作品化を試みています。
長い歴史の来し方、行く末を語る言葉が少なくなり、目先の情報に一喜一憂する、とても軽い時代になりました。しかしここはじっくり腰を据えて、過去、未来を遠望そして長考し、次なる希望の一手に向かう時でしょう。
そんな時代に斬り込む文、「歎異抄」「般若心経」、その他楽しい小品も併せて展示いたします。
春の一日、どうぞ足をおはこび下さいませ。

■日時:平成26年4月17日(木)〜4月27日(日)
午前11時〜午後6時

■会場:ギャラリー白い点
Tel:03-3237-0931 Fax:03-3237-0927
東京都千代田区神田神保町2-14
朝日神保町プラザ205

■アクセス

・地下鉄神保町駅より徒歩約1分

・地下鉄神保町駅A4出口より白山道を水道橋方面(北)へ。三筋目を朝日神保町プラザの2階。
・JR水道橋より徒歩約8分。

 

Rakusho-kai Exhibition

■Rakusho-kai Exhibition 楽書会書展
Rakusho-kai is a group of independent practitioners who follow the master Kyuyo Ishikawa and learn calligraphy in the three different locations:Kyoto, Nagoya and Tokyo. Our principle is to follow the theory and teachings of the master through ‘Rinsho’ 臨書 (re-creation based on masterpieces and classics) and ‘Sousaku’ 創作 (creative calligraphy). Every year in our annual exhibition we present the results of our practice. It is our pleasure to give people an opportunity to experience the experiments of the members of Rakusho-kai .

■Our theme this year ‘Vector: energy and direction – calligraphy is vivid ’

■Exhibition
>Works of Sousaku創作(creative calligraphy)
>Works of Rinsho臨書 (from the three books written by Master Kyuyo Ishikawa, Histories of Chinese, Japanese and modern calligraphies.)
>Themed works of creative subject ‘to stand’
Special Exhibition
Works by Master Kyuyo Ishikawa ‘ Senpen Banka (kaleidoscopic scenery)’
Admission Free

■The 12th Exhibition in Tokyo
Dates: 
7 -10 Nov.2013 (Thur-Sun)
Thur 14:00-18:30
Fri, Sat 11:00~18:30
Sun 11:00~16:00
Venue: 
Tokyo Geijyutsu Gekijyo (Tokyo Arts Theatre) 5F Gallery 1
Event: 
9 Nov.2013 (Sat)
15:00~ Talks in the gallery by the exhibitors
18:30~20:00 Lecture by Master Kyuyo Ishikawa ‘What is Vector? : energy and direction in calligraphy’ on 5F, Symphony space. Admission: Free (max. 80 people, first come, first served)
To participate, please come to the exhibition reception.
10 Nov. 2013 (Sun) Brief commentary in public by Master Kyuyo Ishikawa

■The 31st Exhibition in Kyoto
Dates:
4-8 Dec.2013(Wed-Sun)
9:00-17:00(except Sun 9:00~15:00)
Venue:
Kyotoshi Bijyutsukan Bekkan (Kyoto Municipal Museum of Art Annex)
Event:
7 Dec. (Sat)
13:00~ Talks in the gallery by the exhibitors
14:30~Commentary on ‘selection of 100 masterpieces in China and Japan’ by Master Kyuyo Ishikawa
8 Dec. (Sun)
13:00~ Brief review in public by Master Kyuyo Ishikawa


石川九楊展「希望の青空」

 

石川九楊は、ひきつづき、時代状況に触発されて書き下ろした自作文の作品化を試みています。
現代が危機の時代であるとすれば、最大の因は言葉が軽んじられるところにあると言い、地方で、人類がつくりあげた言葉はまだまだ未熟。それを健康に育て上げる方向に希望の青空が広がっているとも書いています。
時代に斬り込む分、「般若心経」、その他楽しい小品も併せて展示いたします。
秋の一日、どうぞ足をおはこび下さいませ。

日時:平成25年10月17日(木)〜10月27日(日)
時間:午前11時〜午後6時(21日(月)は休廊)
場所:ギャラリー白い点
住所:東京都千代田区神田神保町2-14 朝日神保町プラザ205

京都精華大学 岡本清一記念講座 「希望の青空 ―日本国憲法を読みなおす」

 

岡本清一記念講座は、京都精華大学の初代学長 岡本清一の掲げた建学理念を受け継ぎ、広く普及するために開設されました。 国際的な視野を持って活躍している講師を招き、日本の姿や世界との関係性を多面的に描き出すことを目的としています。

今回は、書家であり、文字文明研究者である石川九楊(本学デザイン学部教員)が、アジア文化の視点から日本国憲法を読み解きます。さまざまな文字や言葉から人間の歴史と思想を探究し続けてきた石川九楊が、日本国憲法の歩みを振り返り、その意義を見つめなおします。

新しい世代に伝えるために、より自由で、平和で、平等な世界とはどのようなものか、イメージするきっかけにしてほしいと考えています。

※入場無料、申込不要、先着順
日程:2013年10月5日(土)
時間:13:30~15:00
会場:京都精華大学 明窓館2階 M-201
※大学に駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください
※地下鉄「国際会館」から大学まではスクールバスを運行しています

問合せ:京都精華大学 企画室
606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5201

石川九楊 連続公開講座「“花”の構造」花と日本人

石川九楊先生による連続公開講座を開催します。
この講座は一般の方も聴講いただけます。皆様のご参加をお待ちしています。

「スケジュール」
● 第1講 6月19日(木)/花と日本人
● 第2講 7月17日(木)/花と日本語
● 第3講 8月26日(火)/自然の花
● 第4講 8月27日(水)/花と性愛
● 第5講 10月2日(木)/花言葉
● 第6講 12月11日(木)/花と生活

■日程:2014年6月19日(木)~2014年12月11日(木)
※詳しくは各プログラムをご参照ください
■時間:13:00~14:30
■会場:京都精華大学 春秋館2階 S-201
■問い合わせ先
京都精華大学 教務課・デザイン教育担当
606-8588
京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5129

石川先生の新著、好評発売中。

「日本の文字」-「無声の思考」の封印を解く-
漢字、ひらがな、カタカナ―。
日本語は三種類の文字をもつ。
この世界にまれな性格はどこに由来し、日本人の内面に何をもたらしたのか。
文字の問題を構造的にとらえ、文体に蓄積された思想と感性を追究していくことによって、日本文化の不思議さをさぐり、日本とは何かという問いの核心に迫っていく。
鬼才の書家が大胆に構想する文明論的思索。
新書: 246ページ
出版社: 筑摩書房 (2013/2/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4480067043
ISBN-13: 978-4480067043
発売日: 2013/2/5
商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
「縦に書け!」――横書きが日本人を壊す
日本語の根本原理をないがしろにしたとき、この国は崩れる! 日本語は、縦に文字を書いて言葉をつむぐことによって、成り立っています。日本語を横書きにすることは、英語を縦に綴るのと同じくらい、無意味で愚かな行為です。その愚行がまかり通っている今、日本人の精神はすさみ、崩れていっています。 なぜ、パソコン、ケータイは子供たちに有害なのか! 最大の犠牲者は、言葉の習得の途上にある子供たちです。パソコン、ケータイなどの横書きに慣れてしまっている彼らの心は混乱し、落ち着かなくなっています。彼らは縦書きである日本語=国語を失って、日々心の中で、見えない血を流しています。 「日本」とは、つまりは「日本語」のことである! 文化的な意味での「人間」は「言葉」にほかならず、「日本」や「日本人」を考えるということは、イコール「日本語」を考えるということです。 日本人が変わってきてしまっている、という思いを抱くことが多いのですが、それは「日本語」が変わってしまったからです。横書きで書く、「日本語らしからぬ日本語」のせいです。
新書: 224ページ
出版社: 祥伝社 (2013/2/2)
言語 日本語
ISBN-10: 4396113102
ISBN-13: 978-4396113100
発売日: 2013/2/2
商品の寸法: 17 x 10.8 x 1 cm