講座「特別展記念 書聖 王羲之」のご案内

4世紀に活躍した王羲之は、従来の書法を飛躍的に高め、「書聖」と称されるほど現代に至るまで絶大 な影響を与えています。その書は歴代皇帝にも愛され、かつて唐の太宗は彼の書を収集し精巧な複製を作らせ、臣下に下賜して、王羲之を賞揚したほどです。し かしその愛好ゆえ、王羲之の最高傑作『蘭亭序』は太宗の死の際に副葬され、後世の人々が見ることはできなくなりました。その他の書も戦乱などで失われ、現 在、王羲之の真蹟は残されていません。それでもその後の諸王朝の皇帝たちは競って写本を愛蔵するなど、王羲之の字姿を類推するうえで信頼の置ける一等資料 が現在に伝わっています。
この冬、東京国立博物館にて王羲之の特別展が開催されます。内外から名品が集まる機会に、当代を代表する書家が、王羲 之の書をめぐってお話しします。『蘭亭序』はどのように優れているのか、その特徴はどこにあるのか。書の美と成り立ち、文章表現の性質、そこからうかがえ るものについて、あますところなくお伝えします。

■講師名 石川九楊先生

■日時 2013年1月26日(土)13:30-15:00

■受講料
1月(1回) 会員 2,940円 一般 3,570円

■お申し込み先
朝日カルチャーセンター横浜
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=186702&userflg=0

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