「書という深み」石川九楊展(2020年8月31日まで)

「書という深み」石川九楊展

常に、書とは何かを問うこと。
書の歴史、幾多の書論を解剖し、書によって成り立つ独創の世界観を再構築してきた。
現代を代表する書家の筆法は、鋭く理が、深く情が貫く。
書は、言葉から生じてくる。また、書くことすなわち筆蝕のなせる複雑さ、妙味が文字と言葉を生み出してくる。
「肉筆の書きぶりの中に書の生命があり、書の美の秘密も眠っている」と、書家はいう。
書にある玄なるもの。今ある規定にとどまらない筆の行き先。
絶えず、拓いていく可能性を見いだした書が、目の前にある。

会期:2020年7月10日(金)〜8月31日(月)
時間:12:00〜17:00(水・木休み)
会場:玄羅アート/〒920-0853 金沢市本町2丁目15-1 ポルテ金沢3F[金沢駅前]TEL/FAX: 076-255-0988

作家在廊日:8月5日(水) 
本来は休廊日ですが、開廊いたします。事前予約制で時間調整をさせていただいた上での、ご入廊とさせていただきます。「3密」を避けるための措置で、ご理解いただければ幸いでございます。会場の玄羅アートに、お電話またはメールでお申し込みください。

※本展は書家の故郷である福井県の同県ふるさと文学館で開催される「書という文学への旅」展(2020年10月23日〜2021年1月24日の会期予定)のプレ企画展です。