石川先生の新著、好評発売中。

「日本の文字」-「無声の思考」の封印を解く-
漢字、ひらがな、カタカナ―。
日本語は三種類の文字をもつ。
この世界にまれな性格はどこに由来し、日本人の内面に何をもたらしたのか。
文字の問題を構造的にとらえ、文体に蓄積された思想と感性を追究していくことによって、日本文化の不思議さをさぐり、日本とは何かという問いの核心に迫っていく。
鬼才の書家が大胆に構想する文明論的思索。
新書: 246ページ
出版社: 筑摩書房 (2013/2/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4480067043
ISBN-13: 978-4480067043
発売日: 2013/2/5
商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
「縦に書け!」――横書きが日本人を壊す
日本語の根本原理をないがしろにしたとき、この国は崩れる! 日本語は、縦に文字を書いて言葉をつむぐことによって、成り立っています。日本語を横書きにすることは、英語を縦に綴るのと同じくらい、無意味で愚かな行為です。その愚行がまかり通っている今、日本人の精神はすさみ、崩れていっています。 なぜ、パソコン、ケータイは子供たちに有害なのか! 最大の犠牲者は、言葉の習得の途上にある子供たちです。パソコン、ケータイなどの横書きに慣れてしまっている彼らの心は混乱し、落ち着かなくなっています。彼らは縦書きである日本語=国語を失って、日々心の中で、見えない血を流しています。 「日本」とは、つまりは「日本語」のことである! 文化的な意味での「人間」は「言葉」にほかならず、「日本」や「日本人」を考えるということは、イコール「日本語」を考えるということです。 日本人が変わってきてしまっている、という思いを抱くことが多いのですが、それは「日本語」が変わってしまったからです。横書きで書く、「日本語らしからぬ日本語」のせいです。
新書: 224ページ
出版社: 祥伝社 (2013/2/2)
言語 日本語
ISBN-10: 4396113102
ISBN-13: 978-4396113100
発売日: 2013/2/2
商品の寸法: 17 x 10.8 x 1 cm