石川九楊遠隔講義大学 受講者募集中


「いつでも、どこでも、何度でも」

石川九楊先生によるオンライン受講可能な動画講義の
受講者を募集中です。

【書の技法 雁塔聖教序に学ぶ書通四十九則
2023年4月開講・全12回
(2024年7月末まで全講義を視聴いただけます)

日本書史
好評開講中・全12回
(2024年2月末まで全講義を視聴いただけます)

書論 書とはどういう芸術か
2023年8月開講・全6回
(2024年5月末まで全講義を視聴いただけます)

中國書史】
2023年11月開講・全12回
(2025年2月末まで全講義を視聴いただけます)


「お申し込みはこちら」
https://moji-bunmei.asia/onlinelecture/

展覧会「石川九楊の世界 書という文学への旅」

「石川九楊の世界 書という文学への旅」

 

  • 日時:2020年10月23日(金)~2021年1月24日(日)
    • 平日 9:00 ~ 19:00
    • 土・日・祝 9:00 ~ 18:00
  • 会場:福井県ふるさと文学館
    • 福井県福井市下馬町51-11

書家・評論家、石川九楊の創作・思索の全容を、出身地である福井県にて開催します。100冊を超える著書や、書の最新作、そして未発表の習作も一挙初公開します。
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/bungaku/category/kikaku/24549.html

関連イベント

  • ①講演会:2020年10月24日(土)14時00分~15時30分
    • 「書という文学への旅」
    • 書と文学との関わりや、福井ゆかりの作家について語ります。
  • ②文学講座:2020年12月9日(水)14時00分~16時00分
    • 「郷土作家の書を読む、文字を読む」
    • 福井ゆかり作家たちの書について、事例を交えて読み解きます。

各回とも、参加費無料、定員50名(要申込)です。
詳細は、福井県ふるさと文学館へ
https://www.library-archives.pref.fukui.lg.jp/bungaku/category/events/24523.html

「書という深み」石川九楊展(2020年8月31日まで)

「書という深み」石川九楊展

常に、書とは何かを問うこと。
書の歴史、幾多の書論を解剖し、書によって成り立つ独創の世界観を再構築してきた。
現代を代表する書家の筆法は、鋭く理が、深く情が貫く。
書は、言葉から生じてくる。また、書くことすなわち筆蝕のなせる複雑さ、妙味が文字と言葉を生み出してくる。
「肉筆の書きぶりの中に書の生命があり、書の美の秘密も眠っている」と、書家はいう。
書にある玄なるもの。今ある規定にとどまらない筆の行き先。
絶えず、拓いていく可能性を見いだした書が、目の前にある。

会期:2020年7月10日(金)〜8月31日(月)
時間:12:00〜17:00(水・木休み)
会場:玄羅アート/〒920-0853 金沢市本町2丁目15-1 ポルテ金沢3F[金沢駅前]TEL/FAX: 076-255-0988

作家在廊日:8月5日(水) 
本来は休廊日ですが、開廊いたします。事前予約制で時間調整をさせていただいた上での、ご入廊とさせていただきます。「3密」を避けるための措置で、ご理解いただければ幸いでございます。会場の玄羅アートに、お電話またはメールでお申し込みください。

※本展は書家の故郷である福井県の同県ふるさと文学館で開催される「書という文学への旅」展(2020年10月23日〜2021年1月24日の会期予定)のプレ企画展です。

石川九楊展「希望の青空」

 

石川九楊は、ひきつづき、時代状況に触発されて書き下ろした自作文の作品化を試みています。
現代が危機の時代であるとすれば、最大の因は言葉が軽んじられるところにあると言い、地方で、人類がつくりあげた言葉はまだまだ未熟。それを健康に育て上げる方向に希望の青空が広がっているとも書いています。
時代に斬り込む分、「般若心経」、その他楽しい小品も併せて展示いたします。
秋の一日、どうぞ足をおはこび下さいませ。

日時:平成25年10月17日(木)〜10月27日(日)
時間:午前11時〜午後6時(21日(月)は休廊)
場所:ギャラリー白い点
住所:東京都千代田区神田神保町2-14 朝日神保町プラザ205

京都精華大学 岡本清一記念講座 「希望の青空 ―日本国憲法を読みなおす」

 

岡本清一記念講座は、京都精華大学の初代学長 岡本清一の掲げた建学理念を受け継ぎ、広く普及するために開設されました。 国際的な視野を持って活躍している講師を招き、日本の姿や世界との関係性を多面的に描き出すことを目的としています。

今回は、書家であり、文字文明研究者である石川九楊(本学デザイン学部教員)が、アジア文化の視点から日本国憲法を読み解きます。さまざまな文字や言葉から人間の歴史と思想を探究し続けてきた石川九楊が、日本国憲法の歩みを振り返り、その意義を見つめなおします。

新しい世代に伝えるために、より自由で、平和で、平等な世界とはどのようなものか、イメージするきっかけにしてほしいと考えています。

※入場無料、申込不要、先着順
日程:2013年10月5日(土)
時間:13:30~15:00
会場:京都精華大学 明窓館2階 M-201
※大学に駐車場はございません。公共の交通機関をご利用ください
※地下鉄「国際会館」から大学まではスクールバスを運行しています

問合せ:京都精華大学 企画室
606-8588 京都市左京区岩倉木野町137
Tel:075-702-5201

石川先生の新著、好評発売中。

「日本の文字」-「無声の思考」の封印を解く-
漢字、ひらがな、カタカナ―。
日本語は三種類の文字をもつ。
この世界にまれな性格はどこに由来し、日本人の内面に何をもたらしたのか。
文字の問題を構造的にとらえ、文体に蓄積された思想と感性を追究していくことによって、日本文化の不思議さをさぐり、日本とは何かという問いの核心に迫っていく。
鬼才の書家が大胆に構想する文明論的思索。
新書: 246ページ
出版社: 筑摩書房 (2013/2/5)
言語 日本語
ISBN-10: 4480067043
ISBN-13: 978-4480067043
発売日: 2013/2/5
商品の寸法: 17.4 x 10.8 x 1.6 cm
「縦に書け!」――横書きが日本人を壊す
日本語の根本原理をないがしろにしたとき、この国は崩れる! 日本語は、縦に文字を書いて言葉をつむぐことによって、成り立っています。日本語を横書きにすることは、英語を縦に綴るのと同じくらい、無意味で愚かな行為です。その愚行がまかり通っている今、日本人の精神はすさみ、崩れていっています。 なぜ、パソコン、ケータイは子供たちに有害なのか! 最大の犠牲者は、言葉の習得の途上にある子供たちです。パソコン、ケータイなどの横書きに慣れてしまっている彼らの心は混乱し、落ち着かなくなっています。彼らは縦書きである日本語=国語を失って、日々心の中で、見えない血を流しています。 「日本」とは、つまりは「日本語」のことである! 文化的な意味での「人間」は「言葉」にほかならず、「日本」や「日本人」を考えるということは、イコール「日本語」を考えるということです。 日本人が変わってきてしまっている、という思いを抱くことが多いのですが、それは「日本語」が変わってしまったからです。横書きで書く、「日本語らしからぬ日本語」のせいです。
新書: 224ページ
出版社: 祥伝社 (2013/2/2)
言語 日本語
ISBN-10: 4396113102
ISBN-13: 978-4396113100
発売日: 2013/2/2
商品の寸法: 17 x 10.8 x 1 cm

講座「特別展記念 書聖 王羲之」のご案内

4世紀に活躍した王羲之は、従来の書法を飛躍的に高め、「書聖」と称されるほど現代に至るまで絶大 な影響を与えています。その書は歴代皇帝にも愛され、かつて唐の太宗は彼の書を収集し精巧な複製を作らせ、臣下に下賜して、王羲之を賞揚したほどです。し かしその愛好ゆえ、王羲之の最高傑作『蘭亭序』は太宗の死の際に副葬され、後世の人々が見ることはできなくなりました。その他の書も戦乱などで失われ、現 在、王羲之の真蹟は残されていません。それでもその後の諸王朝の皇帝たちは競って写本を愛蔵するなど、王羲之の字姿を類推するうえで信頼の置ける一等資料 が現在に伝わっています。
この冬、東京国立博物館にて王羲之の特別展が開催されます。内外から名品が集まる機会に、当代を代表する書家が、王羲 之の書をめぐってお話しします。『蘭亭序』はどのように優れているのか、その特徴はどこにあるのか。書の美と成り立ち、文章表現の性質、そこからうかがえ るものについて、あますところなくお伝えします。

■講師名 石川九楊先生

■日時 2013年1月26日(土)13:30-15:00

■受講料
1月(1回) 会員 2,940円 一般 3,570円

■お申し込み先
朝日カルチャーセンター横浜
http://www.asahiculture.com/LES/detail.asp?CNO=186702&userflg=0

浜口陽三・石川九楊二人展


当館は銅版画家・浜口陽三(1909-2000)の美術館です。この秋の企画展は書家として活躍中の石川九楊(1945年生れ)との二人展が実現しました。

石川氏は5歳で書に出会い18歳で本格的に活躍をはじめてから現在まで、半世紀にわたり書芸術の可能性を拡張し続けています。一見絵画のような作品は「書」の枠に収まらず、見る人に衝撃を与えてきました。
1982年頃からは書をひとつの物語のように展開させることを課題に、方丈記や徒然草など日本の古典文学をテーマにした作品に取り組みました。その集大成といえる「新・源氏物語書巻五十五帖」(2008年発表)の連作55点を、本展では3期に分けて全作紹介します。東京では初公開となるこの作品は、源氏物語の各帖を抜粋して書き綴ったもので、物語を象徴する一場面を表現したものもあれば、物語全体をイメージして構築されたものもあり、文字の一つ一つは石川氏の手を通して変貌した姿で現れます。「その筆ひっ蝕しょく(書きぶり)こそが作品の本質=表現だ」と氏は語ります。

一方浜口の銅版画技法であるメゾチントはベルソーという道具で銅版の表面に無数の点線を刻む作業― 「目立て」 から始まります。闇の中に光を含んで浮かび上がる造形、浜口のメゾチント作品には悠然たる個性が宿り、現在も世界中の人々を魅了しています。

書と銅版画は全く異なる芸術ですが、和紙に刻み込むように書かれた石川九楊の一点一画(筆蝕)の表現と、銅版に刻み込むことから生み出される浜口陽三の造形は、二人の作家それぞれの卓越した厳しい探求によって決定的なものとなり、目でみながら触覚で感じるような肌合いを持っています。作品に近づき、細部までなぞるようにご鑑賞下さい。二人の作品を同時に見ることによって、ジャンルや時代を越えて創作の根源に探る感覚を呼び覚ますのではないでしょうか。

(ミュゼ浜口陽三・ヤマサコレクション ウェブサイトより)

石川九楊展 -書と酒器と源氏物語-

書家であるとともに書論・書史の第一人者である石川九楊は、常に「書く」ことと向き合い続けています。確たる理論にもとづいた革新的な制作から生み出される、抽象画のような、音楽のような、その不思議な書体は、圧倒的な力でもって私たちが抱いてきた「書」に対するイメージを覆します。
歴史的に多くの書家によって書かれてきた漢字の「いろは歌」である「千字文」。石川九楊は、盃1枚に1字を書き、千枚の盃を集積した「盃千字文」という独自の作品を生み出しました。今回は、千枚の盃すべてを展示し、様々な書体で書き表したその全体像をご覧いただきます。
また、2008年に全55帖を書き上げた近年の代表作「源氏物語」から一部の作品を公開。21世紀のいま、あらためて書き記された「源氏物語」を通して、書の神髄も見えてくることでしょう。
本展では、二つの大作「盃千字文」と「源氏物語」を中心に氏の近年の多種・多彩な作品を紹介いたします。書の世界の第一人者・石川九楊の書をぞんぶんにお楽しみ下さい。

2011年6月11日(土)~7月10日(日)
伊丹市立工芸センター・伊丹市立美術館
10:00~18:00(入館は17:30、最終日は16:30まで)
月曜休館(祝日の場合翌日)
入場無料


名僧の書

古代の渡来僧から近世の禅僧まで、日本文化に多大な影響をもたらした傑僧・奇僧50名を取り上げ、その一点一字から書の本質を読み解きます。なごみ2010年1月号から2011年12月号までの連載「僧の書の力」に加筆修正と書き下ろし原稿を追加。それぞれの書を一字一字なぞることで、書としての評価を下すだけではなく、《筆蝕》から筆者の人物像までも読み取り、通説と照らし合わしながら、新しい人物像を提起する。政治家・知識人として日本の歴史に足跡を残した僧たちの真実の姿に迫ります。

●淡交社
●定価 2,625円 (本体価格 2,500円)
●判型 A5判
●ページ数 287ページ